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介護食の宅配サービスおすすめランキング!選び方やメリット・デメリットも紹介

2025.05.14

手軽に介護食を用意したい方には宅食サービスがおすすめです。

ただ「どのような宅食サービスがあるのだろう」「宅食サービスの選び方が分からない」などと悩んでいる方もいるでしょう。

そこで本記事では、介護食のおすすめ宅食サービスを4つ紹介します。また、宅食サービスの選び方や宅食サービスのメリット・デメリットもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

介護食の宅配サービスおすすめ4選

「健康うちごはん」

「健康うちごはん」は、メディカルフードサービスが提供している宅食サービスです。管理栄養士が栄養を計算しており、300箇所以上の病院や介護施設で利用されています。

お試しセットがあるのも特徴の一つ。定期コースを注文する前に試してみたい方におすすめです。お試しセットは以下の6種類から選べます。

  • やわらか食お試しセット(6食で税込5,594円)
  • ムース食お試しセット(6食で税込4,688円)
  • 塩分制限食お試しセット(6食で税込5,140円)
  • バランス健康食お試しセット(6食で税込4,881円)
  • タンパク制限食お試しセット(6食で税込5,659円)
  • カロリー制限食お試しセット(6食で税込5,140円)

定期コースは、週の食事回数と宅配の頻度を自由に選べます。食事数は「週4食・週6食・週7食・週8食・週10食・週12食・週14食」、宅配の頻度は「毎週・隔週・月1回・1回のみ」から選択可能です。

例えば、「週7食×毎週」にすると毎日1食ずつの食事ペース、「週14食×毎週」にすると毎日2食ずつの食事ペースが目安となります。休止したい場合や解約したい場合も連絡すれば対応してもらえるので安心です。

お試しセット あり
1食あたりの価格 お試しセット:約781円(税込)〜
定期コース:約694円(税込)〜
週の食事数 週4食・週6食・週7食・週8食・週10食・週12食・週14食
宅配の頻度 毎週・隔週・月1回・1回の
定期コースの休止・解約 可能

参考:健康うちごはん|メディカルフードサービス


「わんまいる」

「わんまいる」とは、創業から30年以上の歴史を誇る冷凍おかず宅食専門店。わんまいるには様々な種類の宅食がありますが、中でもおすすめなのが健幸ディナーと美食弁当です。

健幸ディナーは、1食分が主菜1品と副菜2品のセットになっています。それぞれのおかずが別々に真空パックされており、湯煎や解凍だけで準備が完了するのも特徴です。1週間分=5食セットになっていますが、飽きが来ないように和洋中のバランスが良い献立になっています。

美食弁当は、主菜1品と副菜2品がセットになったお弁当です。健幸ディナーと同様に、和洋中のバランスを考えて献立が作られています。また、8週間分のメニューが被らないようになっており、季節に応じて食材も入れ替えられているのが特徴です。

また、健幸ディナーと美食メニューの宅配サイクルは、1週間に1回もしくは2週間に1回のいずれかから選択できます。休止・解約も可能です。

お試しセット なし
1食あたりの価格 健幸ディナー:約1,156円(税込)〜
美食弁当:約1,156円(税込)〜
週の食事数 週5食
宅配の頻度 毎週・隔週
定期コースの休止・解約 可能

参考:【公式】わんまいる 冷凍おかずセット|健幸ディナー・美食弁当

「メディミール」

「メディミール」は、累計販売職数130万食を誇る宅食サービス。商品開発から調理まで管理栄養士が担当しているのが大きな特徴です。

宅食のカテゴリーは主に5つ。カロリー制限食・タンパク質&塩分制限食・糖質制限食・塩分制限食・バランス健康食があります。メニューも非常に豊富で全150種類以上が用意されているため、1日3食分を食べても約1ヶ月は毎日異なる献立になります。

お試しセットがあるのも魅力。お試しの場合は、7食セット・14食セット・21食セットの中から選べます。初回は送料無料で届くのも嬉しいポイントです。

お試しセット あり
1食あたりの価格 お試しセット:約642円(税込)〜
定期コース:約642円(税込)〜
週の食事数 週7食・週14食・週21食
宅配の頻度 毎週・隔週・3週間に1回・4週間に1回
定期コースの休止・解約 可能

参考:制限食・糖尿病食ならメディミール|メディミール

「健康直球便」

「健康直球便」は、健康が気になる方向けに冷凍弁当を提供している宅食サービスです。1食分が1つのお弁当にまとまっているので、電子レンジにかけるだけで手軽に食べることができます。

健康直球便で選べるメニューは以下の6種類です。それぞれ主菜1品と副菜3品が入っています。

  • 糖質・カロリー調整食
  • カロリー・塩分調整食
  • たんぱく・塩分調整食
  • 消化にやさしい食
  • やわらか食
  • ムース食

一部のメニューは、5食セットもしくは10食セットのどちらかを選択できます。初めての方はまず5食セットから試してみるのがおすすめです。

お試しセット なし
1食あたりの価格 5食セット:約726円(税込)〜
10食セット:約528円(税込)〜
週の食事数 5食・10食
宅配の頻度 都度注文
(定期コースなし)
定期コースの休止・解約

参考:健康直球便

介護食の宅配サービスの選び方

ここからは、介護食の宅食サービスを選ぶポイントについて解説します。

  • 価格
  • メニュー
  • お試しの有無

価格

高齢者向けの宅食を選ぶ際は、価格をチェックしましょう。宅食はほぼ毎日食べることになるので、継続しやすい価格帯であることが重要です。

セット価格ではなく1食あたりの価格を確認するのがおすすめ。1食あたりの価格の方が、普段の食費と比較しやすいためです。ちなみに本記事で紹介している宅食の1食あたりの価格は、600円〜700円のものが多いです。

1食あたりの価格が高くても栄養バランスがきちんと取れていたり、高齢者でも食べやすい食材が厳選されていたりする場合もあります。そのため、価格以外の条件も考慮してそれぞれの家庭に合った価格帯の宅食を探してみてください。

メニュー

宅食サービスによって、用意されているメニューは様々です。宅食を食べる本人に適したメニューを提供しているところを選びましょう。

例えば、噛む力が衰えている方には、やわらか食やムース食がある宅食サービスがおすすめ。持病がある方や健康状態が気になる方には、カロリー制限や塩分制限など制限食を豊富に取り揃えている宅食サービスが良いでしょう。

また、宅食を週に5回以上は利用したいと考えている場合、飽きが来ない・続けやすいという点も大切です。1ヶ月間は献立が被らないようにしている宅食サービスもあります。

お試しの有無

初めて宅食サービスを利用する場合は、お試しの有無もチェックするのがおすすめです。

商品の説明や口コミを読んでも「実際の味や食材の大きさはイメージがつかない」という方も多いでしょう。また、定期コースを頼んだあとに本人に宅食が合わないことが判明しても、中止や解約までに時間も手間もかかります。

定期コースの前にお試しセットを注文すると、宅食が食べやすいか・本人の口に合っているかなどを試食の感覚で確認することが可能です。もし合っていなければ別のメニューを試したり、他社の宅食を試したりして、本人に最も合った宅食を探すことができます。

ちなみに、お試し用は5食セットになっていることがほとんどです。1食だけお試しができる宅食サービスはほとんどないので、その点だけ注意しましょう。

介護食の宅配サービスを利用するメリット

介護食の宅配サービスを利用するメリットは、以下の3つです。

  • 食事の準備をする手間が省ける
  • 様々なメニューや献立が用意されている
  • 栄養バランスに優れた食事を手軽に食べられる

一つ目のメリットは、食事の準備をする手間が省けることです。食事を家で用意するとなると、下ごしらえや調理などに手間がかかります。30分〜1時間ほどかかることも多いでしょう。

反対に宅食サービスは、電子レンジで解凍したりお鍋で湯煎したりすれば食べられるようになっているのが一般的。5分〜10分ぐらいで準備が終わるので、かなり手軽です。

二つ目のメリットは、様々なメニューや献立が用意されていることです。例えば、カロリー制限食や塩分制限食などもあるので、それぞれの健康状態に合ったメニューを選択できます。

また、飽きが来ないように長期間にわたって献立が被らないように工夫されている宅食サービスもあります。家で作るのが難しい料理を宅食で食べられるのも嬉しいポイントです。

三つ目のメリットは、栄養バランスに優れた食事を手軽に食べられること。宅食サービスは、管理栄養士が監修したり調理に携わっていたりすることが多いです。そのため、手軽に栄養バランスが整った食事を食べることができます。

専門的な知識を持っている人が監修した食事であれば、高齢者や家族も安心でしょう。美味しく食べられるように、管理栄養士が味付けにもこだわっている宅食サービスもあります。

介護食の宅配サービスを利用するデメリット

介護食の宅配サービスを利用するデメリットは、以下の2つです。

  • コストがかかる
  • 受け取りの手間が発生する

一つ目のデメリットは、コストがかかることです。宅食サービスの1食あたりの価格は約600〜700円なので、やはり自炊よりは出費がかさみます。

継続しやすい価格であるか・家計を圧迫しないかなど、しっかり考えましょう。宅食サービスを利用する頻度を減らしたり、自炊と半々ぐらいにしたりするのもおすすめです。

二つ目のデメリットは、受け取りの手間がかかること。宅食は冷凍されていることがほとんどなので、基本的にはクール便で届きます。

そのため、なるべく指定した時間に受け取らなければなりません。なかなか受け取れずにいると食事がいたんでしまったり、返品されてしまったりする可能性もあります。返品されると、送料や返品手数料などを請求されることもあるため注意してください。

受け取る日時を固定にする・受け取る日は2人以上が家にいるようにするといった対策を取るのがおすすめです。

それぞれの家庭に合った宅食サービスを選びましょう

宅食サービスには様々な種類があり、提供しているメニューもサービスによって異なります。そのため、本人の健康状態や家計などを考慮して、いくつかのサービスを比較し検討するのがおすすめです。

また初めて宅食サービスを利用する場合は、お試しサービスを注文してみましょう。実際に宅食を食べてみて、本人の口に合うかどうか・継続できそうかなどを確認すると、失敗しにくいです。

本記事の中に気になる宅食サービスがあれば、ぜひ申し込んでみてください。